【西宮市甲東園】ひだか鍼灸院・ひだか整骨院

冷え性に対して鍼灸やその他の施術でできること

冷え性に対して鍼灸やその他の施術でできること

こんにちは、ひだか鍼灸院・ひだか整骨院です。冷え性に対して鍼灸やその他の施術でできることについて書きました。

最初に内容を挙げておくと

  • 心身のストレスを緩和させることで末端の血管拡張を促す。
  • 筋肉の緊張を緩めることで血流量を増やし収縮率を上げる。
  • 関節の可動域を広げ、日常生活動作で自然と筋肉の活動が増えるようにする。
  • 体に軽い負担をかけることで血流量を増やす。

上3つは分かりやすいけど一番下はなんや、という感じでしょうか。

順番に説明していきます。

●心身のストレスを緩和させることで末端の血管拡張を促す。

→寒くて体がカチカチなときや、緊張でガチガチなときに何もせずリラックスしろと言われても無理ですよね。そんな時皆さんはどうしますか?深呼吸をしたり、少し動く、手足を振るなどして筋肉をどうにか緩めようとしたりする方が多いのではないでしょうか。心と体は相互に影響します。心を変化させるのは環境を変えたりしないと難しいですが、体から心に変化をもたらすことは皆さん無意識に行っていると思います。

施術でも同様に体にアプローチすることで気持ちもリラックスできます。筋肉の緊張による不快感、痛み不快感を改善させることで体のストレス反応を改善させて末端の血流改善が期待できます。

●筋肉の緊張を緩めることで血流量を増やし収縮率を上げる。

●関節の可動域を広げ、日常生活動作で自然と筋肉の活動が増えるようにする。

→緩んでしっかり収縮運動できる筋肉は、エネルギーを消費し易く体温を産生し易いです。収縮率が上がりしっかり伸び縮みすることで、血管に対する筋肉のポンプ作用で血流が促されて産生した体温を末端まで運び易くなります。

関節の可動域は筋肉を活動させるうえで重要です。可動範囲が広がると、自然と動作が大きくなり、筋肉を伸び縮みさせ易く、効率よく体温を上げることができます。  

最後に3つ目「軽い負担をかけるって大丈夫?」と思ってしまいそうですが…

●体に軽い負担をかけることで血流量を増やす。

→鍼灸や手や指で押圧したり擦ったりすると、痛まず直ぐに修復できる程度の軽い炎症反応が起こります。すぐに修復できる程度の炎症が“軽い負担”です。(限度を超えた負担が掛かると、運動後の筋肉痛のようなリバウンド(もみ返し等)が起こります)日頃の生活でも活動による組織の破壊と修復は繰り返されています。目に見えないですし、痛まないと気づかないですけどね。

 

炎症が起こると、充血して免疫細胞が活発化します。免疫細胞やその他の修復物質などのたんぱく質が集まることで炎症が起きた周辺は体液が濃くなります。濃くなったところに血液、体液が流れ込んでくることで体温を運んできます。部分的に温度が上がると、その周囲の血管も拡張し血流量が上がり熱を運びやすくなります。

また擦ったり灸をしたりすることは物理的な発熱もありますのでより体温を全身にめぐらせることができます。

乾布摩擦も皮膚表面に程よい負担をかけて軽い炎症反応を起こすのと、摩擦による温熱とで体温上昇するので同じように考えて頂いたらいいと思います。

説明をいろいろ書きましたが、鍼灸やその他の施術は主に上記の利用から体温を上げるための要素を持っています。冷え性対策がいろいろある中で“頑張らなくてもいい方法”の一つが施術によるものです。できる対策を合わせて行うのが良いですが、前述した対策も含めどれか一つでも取り入れて何とか“寒くて嫌な時期”を乗り切りましょう。

お気軽にご相談ください。