寒いと肩こり腰痛の訴えが多いです。
「なんか、急に肩が(腰が)痛くなって…」と来院される方が増えます。もちろん体が冷えて緊張するというのもありますが、お話を聞くと体を温めたり、体操をしたりと皆さん何かしらの対策はそれぞれされています。それでも改善しないという方がよく忘れている事。
水分摂取していますか?
冷えるとおトイレに行きたくなりますね。おトイレ近くなるからと飲み物控えていませんか。カーペット、こたつでゴロゴロ水分補給忘れていませんか。トイレは毎日行きますし、寒い時期は暖房器具の使用などで体の水分は意外と奪われています。
人体で体液(水分)は細胞の中や間、血液に含まれて、成人は体の約60%です。細胞間でのエネルギーや老廃物、様々な物質のやり取りは体液(水分)を介して行われています。筋肉の繊維も細胞なので、水分摂取されずに体液量が減少してしまうとうまく活動できなくなります。
その結果、肩や腰の筋肉の緊張がかなり強くなったり(筋肉は弛緩するのにもエネルギーがいります)、痛みを感じることがあるのです。
冷え性対策の記事でも書きましたが、体液(水分)の不足は体にとっては危機的状況なのでストレス要因です。ストレスが一つでも減ると体がもつ調整力も改善しやすくなります。
気付いたら一杯、鍼灸やその他なんらかの施術を受けた後にも一杯。
寒くなり水分をあまり取らなくなったという方は、少し気を付けてみてください。
補足
水分摂取に利尿作用のあるもの(特にアルコール類)は含みませんのでご注意を。
※水分の摂取制限を受けている方は医師の指示を守ってください。